内側のリジェネレーション

最近耳にする「リジェネラティブ」。

サスティナブル:持続する、持続させる
リジェネラティブ:再生する、再生させる
ネイチャーポジティブ:主に環境・生態系の回復

サスティナブルの先を行くものとして生まれたもので、今の状況を持続するだけでは地球環境を回復し、豊かにすることができない。

そのために私たちが生活・活動する中で地球環境を回復させ、さらに豊かになるような取り組みが必要、という背景から生まれました。

リジェネラティブとは?と調べても明確な定義を見つけることが難しく、私なりに捉えると「私たちが生きる中であらゆる生命とのつながりを知り・感じ、私たちが活動する中でつながりのある環境・社会・生き物をより良い状態へ再生させること」だと思っています。

私たちは見えない無数の生命に囲まれています。
目に見える生き物もそうですが、土の中を見てみると、スプーン1杯の土の中には何十億もの生き物が存在していると言われています。

私たちの日々の選択には、見えない生命との関わりがあります。

りんごを1つ買ったとして、りんご農家さん、りんごを販売する人、輸送する人、りんごの木の周りにいる生き物、受粉する生き物、土の中の微生物など、数え切れない生命に囲まれています。

例えば消費者という立場で、
できるだけ環境や生き物に負担がかからない、無農薬のりんごを選ぶか
プラスチック袋に入った、きれいだけど農薬が使われているりんごを選ぶのか
国内のりんごを買うか
海外のりんごを買うか
地元で生産されたりんごを買うか
日本だけど遠い場所で生産されたりんごを買うか

考え始めるときりがないですが、CO2排出量、生産にかかる労働、水の使用、生き物に与える影響、環境に与える影響、人間に与える影響、プラスチック使用量、など様々な影響がおよんおり、それらは私たちの選択とつながっています。

地球の回復プロセスを信じ、消費・破壊するだけではなく、私たちの関わりによって回復・再生をすること。

私たちの行動をより良いものにし、地球全体を回復できるようにする。
外側のリジェネレーションについては理解したつもりですが、私の中で1つ疑問がありました。

外側のリジェネレーションと、内側のリジェネレーションはどうつながっているんだろう?

ここのつながりが見えておらず、悶々としていたのですが、先日、リジェネラティブに関する講座に参加しました。

そこで思い切って聞いてみました。
「どうやったら内側のリジェネレーションが外側のリジェネレーションとつながっていることを伝えることができるのでしょう。」

すると、ありがたいことに皆様の意見を丁寧に伝えてくれました。

「自分の感情に気づき、丁寧に扱い紐解いていくこと」
「インナーサステナビリティを実践すること」
「自分よりも大きなものとつながっている感覚を得ること」

特にインナーサステナビリティについては、「リジェネラティブ・リーダーシップ」の本によると以下のように表現されています。

創造性や遊び心、ウェルビーイングや身体知を育み、自然の叡智を活用し、相互に結びついたシステムで考え、全体性の中でそれぞれが感受する自らの存在目的につながった状態

-リジェネラティブ・リーダーシップ(英治出版)

なるほど…!

単に自分に素直でいる、ということではなく、「自らの存在目的につながった状態」とは奥が深い。

皆様は、「自らの存在目的」と聞いてパッと思いつきますでしょうか。
とても奥深く、理解を深めることが必要そうです。

こちらに加えて思ったことは、私の解釈ではありますが、
・私たち一人ひとりも生命。だから私たち自身ともつながることが大切。
・私たち自身が私らしくあること、感情のゆらぎがあったとしても、本来の自分に戻り再生すること。

「私たち」と「自然」という形で切り離すのではなく、「私たちも自然として在る」と捉えること。
自分(内面)と自然(外側)のつながりを一環するものとして捉えること。

これが大事なんだなと感じました。

講座の中で話されていた、私たちの中にある細胞、血液、皮膚、臓器、など私たちのからだは日々循環し、再生している。これもリジェネレーションですよね。

まだまだ捉えきることが難しいリジェネラティブ。
引き続き探究したいと思います。

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