
先日、九州のとある高校1年生の探究学習にオンラインでサポートさせていただきました。
「国際協力」「フェアトレード」「留学」「海外と日本の違い」などに興味・感心を持っている生徒さんたち。これまで私が国際協力を行うNGOやフェアトレード企業で働いてきたこともあり、お声がけいただきました
3年間かけて探究学習を進めるそうで、1年生の今は自分の興味関心に関連するテーマ決めや、現状調査、今後の計画作成などをしているようです。
今回は4名と直接お話させていただきましたが、みなさん「話してみたい」「質問してみたい」と自ら手を挙げてくださったようです。
そこで感じた生徒さんたちとの関わる中で意識するポイントを書いてみたいと思います。
ハキハキゆっくり喋る
当たり前じゃん!と思う方も多いと思いますが、オンラインの場合、普段よりも特に意識してはっきりと話す必要があります。
声が届くまでにラグがあったり、先方の通信環境や音響設備によっても普通に話していたら相手に届きにくいことがあります。
特に私の場合はとても早口なので、オンラインでは特に意識してゆっくり話すようにしています。
わかりやすい言葉で
大人や社会人で当たり前のように普段使っている言葉は、高校生にとって馴染みのないもの。
特に専門用語などは噛み砕いてわかりやすく伝える必要があります。
今回はフェアトレードをお話する中で出てきた「取引の透明性」「公平な賃金」などについて丁寧に説明するようにしました。
笑顔で☺️
高校生からしたら、オンラインであっても初対面の大人と話すのってハードルが高いんですよね。
初対面の大人がぶすっとしていて、話しにくい雰囲気だったらどうしましょう。高校生にとっては罰ゲームでしかないですよね。
私は真顔で居ると怖く見えることは自覚しているので(笑)
いつもの2-3倍の笑顔でお話するようにしました☺️
インタラクティブに
大人って、ついつい話しすぎてしまうんですよね😂
「伝えたい」「教えたい」という熱量があるから来ているものなのですが、高校生にとってはいくら自分の聞きたい情報だったとしても、一方的に話されると「おぉ…」って圧倒されてしまいます。
しかも、せっかく先方からの依頼で時間を取ってもらっているのだから、私としても1対1でしっかりコミュニケーションとりたい💡
自分が話すまえに、
・これまで調査してわかったこと
・調査して出てきた疑問などはないか
・今回質問してみたいと思ったこと
などを自然な会話の中で聴くようにしました。
自分がこれまで調べたことを口頭で伝えることで、頭が整理されるのと、聞きたいことが明確になります。
自分が全て伝える・教えるのではなく、相手が今後自分で進むヒントを出す、というイメージで良いのではないかと思います。
こちらが質問したら、生徒さんは一生懸命考えてくれます。
考える中で、次につながる気づきが生まれてきます。
今回は先生も隣で聞いてくださっていたので、「これは次につながるね」「今回の探究のヒントが得られたね」などサポートしてくださったのもとても助かりました。
この「インタラクティブ」の部分、特に外部から関わる大人はできていない人が多いなと感じるので、こちら意識しておくことがおすすめです。
先生に生徒の探究内容を共有してもらう
できたら当日までに、先生から生徒の探究テーマや調べている内容、疑問・質問など共有してもらえたら良いですね。
事前に内容を把握しておくことで、より個別対応がしやすくなるのと、限らた時間が有効活用できます。
ただ、先生方もお忙しくされている方がほとんどなので、あくまでも共有いただけそうであれば、というスタンスが良いと思います。
生徒の探究内容に沿った準備をしておく
今回以下を意識して行いました。
・生徒の探究内容と自分の専門分野に関連する情報をリストアップ
・生徒の探究内容に関連する生徒の地域に関連する情報を収集
(自分の地域に関連するほうが身近で自分ごとになりやすいため)
・生徒の探究内容や質問を予測して探究を進めるための提案
・こちらからの質問
・(当日)見せたいサイトのリンクを開いておく
事前に、◯◯を探究していて△△の地域に住んでいるということは、□□の情報とか役に立つかも?といくつか情報をリストアップしておいたことで、当日zoomでリンクを共有するなどスムーズに情報共有ができました。
また、口で小難しく説明するよりも、わかりやすく情報がまとまっているサイトの画面を共有して話す方がスムーズにいくこともあります。
これはオンラインならではの良さかも知れません。
良かったら参考にしてみてください。
授業の中で4名とそれぞれ個別にお話する時間をいただき、私にとっても楽しい時間となりました。
先生からのフィードバックでは「話す前と話した後で生徒の顔つきが違う」「留学を決めたきっかけなど、自己紹介が高校生にもわかりやすく良かった」などのコメントをいただき嬉しくなりました。
私が留学を決めたきっかけは、高校2年生の時にオーストラリアにホームステイをしたことでした。
ただ、高校3年生の時の担任の先生には「就職で不利になるからやめとけ」と言われたことを今でも覚えています(笑)
なぜかその言葉で逆に留学への火がつきました。
思い返すと、高校選びの時にも「そこは無理だろ~」と言われてそこより上の学校を受験するなど、思い返せば反骨精神旺盛な子どもだったかもしれません。
生徒のやりたいことに対して応援できる人でありたいと思ったと同時に、自分の子どもが何かを自ら選んでやりたいと言った時には、応援できる親でいたいなと思います。
